
赤ちゃんが生まれる前も、生まれた後も、お母さんの生活は大きく変化します。
妊娠中は体の変化や出産への不安があります。
そして出産後は、
- 赤ちゃんのお世話
- 授乳
- 夜泣きへの対応
- 家事
- 上の子どもの世話
など、休む時間がないほど忙しい毎日が始まります。
「赤ちゃんのお世話は幸せだけど、体がついていかない」
「誰か少しだけでも手伝ってほしい」
そう感じるお母さんは少なくありません。
東広島市では、妊娠中や産後のお母さんを支えるために「産前・産後ママヘルパー派遣事業」を実施しています。
これは単なる家事代行ではありません。
お母さんが安心して赤ちゃんと向き合うための、大切な子育て支援です。
東広島市の産前・産後ママヘルパー事業とは
産前・産後ママヘルパー派遣事業は、妊娠中や出産後のお母さんの家庭にヘルパーや子育て経験者を派遣し、家事や育児をサポートする制度です。
対象となるのは、
- 東広島市に住所がある方
- 家族などから十分な家事・育児支援を受けられない方
- 産前・産後の心身の不調や育児不安がある方
などです。
どんな支援を受けられるの?
支援内容は大きく分けて「家事援助」と「育児援助」です。
家事援助
例えば、
- 食事の準備や後片付け
- 洗濯
- 掃除や整理整頓
- 買い物
- その他必要な家事
などを手伝ってもらえます。
産後のお母さんにとって、掃除や料理を少し代わってもらえるだけでも大きな負担軽減になります。
育児援助
育児面では、
- 授乳のサポート
- おむつ交換
- 沐浴の介助
- 兄姉児のお世話
などがあります。
特に第2子、第3子、第4子となる家庭では、赤ちゃんのお世話だけでなく、上の子どもの生活もあります。
「赤ちゃんを抱っこしている間に、上の子の食事を準備する」
「少しでも休める時間をつくる」
そうした小さな支援が家庭全体の安心につながります。
利用できる期間と回数
産前
母子健康手帳取得後から出産日までの間で15回。
産後
出産翌日から6か月までの間で15回。
多胎児の場合は、産後1年までの間で30回利用できます。
双子や三つ子など、多胎家庭への支援が手厚く設定されている点は重要です。
産前・産後ママヘルパーが必要になった背景
昔は、出産後のお母さんを、
- 祖父母
- 親族
- 近所の人
が自然に支える環境がありました。
しかし現在は、
- 核家族化
- 転勤による転入
- 夫婦だけで子育てする家庭の増加
- 地域のつながりの変化
によって、産後のお母さんが孤立しやすくなっています。
「里帰り出産できない」
「親に頼れない」
「夫も仕事で忙しい」
という家庭も増えています。
産前・産後ママヘルパーは、こうした社会の変化に対応するために生まれた支援です。
4児の母として感じる、この制度の意味
4人の子どもを育てて感じることがあります。
子育てで本当に大変なのは、特別な出来事ではありません。
毎日の、
- 食事
- 洗濯
- 睡眠不足
- 子どもの送迎
- 体調管理
の積み重ねです。
特に産後すぐの時期は、お母さん自身も体が回復途中です。
それでも、
「母親だから頑張らなければ」
と思ってしまう方は多いです。
しかし、お母さんが倒れてしまえば、家庭全体が苦しくなります。
誰かの手を借りることは、決して甘えではありません。
家族を守るための大切な選択です。
東広島市の課題|必要な家庭へ制度を届けること
産前・産後ママヘルパーのような素晴らしい制度があっても、知られていなければ利用につながりません。
特に、
- 初めて出産する家庭
- 東広島市へ転入した家庭
- 外国人家庭
- 周囲に頼れる人がいない家庭
へ、妊娠中から情報を届けることが重要です。
「限界になってから相談する」
のではなく、
「困る前に利用できる」
仕組みにしていく必要があります。
また、制度利用の手続きや相談窓口が分かりやすいことも大切です。
子育て支援は、制度を作るだけでは完成しません。
必要な人に届いて初めて意味を持ちます。
木村てるえが考える、これからの子育て支援
子育て家庭に必要なのは、
「もっと頑張れる環境」
ではありません。
「頑張りすぎなくても子育てできる環境」
です。
産前・産後ママヘルパーは、お母さんを助ける制度であると同時に、子どもが安心して育つ家庭環境を支える制度です。
4児の母として、子育ての喜びも大変さも経験してきました。
子育てを家庭だけの責任にせず、地域と行政が一緒に支える東広島市へ。
妊娠から出産、そして子育てまで切れ目なく寄り添えるまちづくりを進めていきたいと考えています。
関連リンク
詳しくはこちら 産前・産後ママヘルパー派遣事業 / 東広島市
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