
待機児童問題 保育士確保・業務負担軽減について
この記事の内容をひとことで表現しますと、「待機児童問題 保育士確保・業務負担軽減について」です。
下表のことについて、要約および原文を紹介します。
日付 | 令和5年9月7日 |
場所 | 東広島市議会 本会議場 |
会議名 | 東広島市 令和 5年第3回 9月定例会 |
問題提起および提言をする者 | 木村 輝江 |
| 相手 | 市長ほか担当部長など |
要約(by ChatGPT)
木村輝江による提言および問題提起
- 共働きやひとり親世帯の増加に伴い、子育てサービスの需要が高まっている
- 保育サービス不足の主要因は保育士不足
- 保育士の就職マッチングや各種支援制度による、保育士の増加や就職率の変化を問う
- 保育現場におけるICTの導入により業務の負担軽減があったのか問う
こども未来部長による答弁
- 保育士に対する支援制度の拡充により新規相談と就職者が昨年同期比で増加した。
- ICTの活用により業務の改善と負担の軽減が見込まれると説明。引き続き保育士の負担軽減に資する取り組みを進める。
原文
木村輝江

私には、小学生以下の子どもがおり、現在、子育てをしながらこの仕事をしている者の1人です。当事者の目線も交えた質問をしたいと思います。
かつて「保育園落ちた」というネット記事が話題になりましたが、今年の2月には「学童落ちた」というものが全国的な話題になるほど、子育てサービスのニーズは高まっています。全国的に、共働き世帯やひとり親世帯が徐々に増え、保育園や放課後児童クラブなどの子育てサービスを必要とする家庭が増えてきました。
本市も同様で、働く子育て世帯が増え、その中でも保育所の入所希望者は年々増加していると認識しています。子どものいる保護者が働く際などに子どもを預かってもらい、保育をしてもらう保育施設ですが、本市の保育所においては潜在的な待機児童の問題があります。それは、年度途中入所ができない、希望の園に入所できていないなどといったことです。
この問題の要因として、実は、私立保育所や企業主導型保育園などが増え、保育人数の受入れ枠は増えましたが、保育士の不足があります。本来ならば、多くの幼児を受け入れることができていたのですが、保育士不足により、受入れ人数に現在も制限がかかっている状態なのです。
加えて、近年は、低年齢児の入所希望者が多いことも、待機児童問題の要因の1つだとお聞きしております。
本市では、保育士不足問題を解決するべく、保育課が保育施設とのマッチングを行ったり、保育士の確保策として、東広島市の認可保育施設で働いてくださる保育士を対象に、職務奨励費の支給が行われていることや、条件はあるようですが、幼児のいる保育士には保育園に優先的に入所できたり、保育料の補助などがあります。
また、保育士の離職を減らすため、保育支援アドバイザーによる保育現場での悩みや課題もサポートするなど、職場環境の改善に努められています。様々な取組をされていて、すばらしいと思っております。
ここで質問です。就職マッチングや支援制度などの活動後、保育士は実際に増えたのでしょうか。就職率に変化はあったのか、お聞きします。
こども未来部長

今年度から大幅に拡充いたしました、保育士への支援制度を踏まえた保育士の就職等に関する状況でございます。
本年4月から8月までの間、保育課への就職・復職に関する新規相談件数は52件、また、保育課への相談を経て市内で就職された方は50人でございます。一方、昨年の同時期の新規相談件数は22件、市内で就職された方は16人でございました。
4か月間の数値ではございますが、前年同期比、相談件数は2倍強、市内就職者は3倍強と共に増加しており、このような変化は制度の拡充による効果であるものと受け止めております。
木村輝江

就職率が昨年の約3倍ということで、問題に向き合ったこと、保育士確保策の効果があったからだと思います。
しかし、まだ人員不足という問題がありますので、引き続き、取組をよろしくお願いいたします。
次の質問です。業務改善の1つとして、ICT──情報通信技術の活用を取り入れていると伺いました。
登園・降園の確認や欠席時の確認、保護者への連絡事項などを職員全体で共有するなど、連絡系システムを導入していると聞いております。
現場からは、どのような声が上がっているのでしょうか。ICTの導入後、業務の負担軽減の効果はあったのか、お聞きします。
こども未来部長

公立保育施設では、指導計画作成や日誌等の電子化を進めており、平成30年度からは保育支援システムを導入し、登降園時間の管理や保護者からの欠席連絡、保育所からのお知らせなどにおいてICTを活用いたしております。
こうした取組は、日々の現場からの声、モデル施設での試験的な導入、各施設との定期的な会議などにおいて出された意見等を踏まえ、業務の改善、負担の軽減等の効果が見込まれると判断し、導入に至ったものでございます。
保育の現場におきましては、子どもたちへの直接な関わりなど、ICTでは代替できない側面もございますけれども、引き続き、保育士の負担軽減に資する取組を進めてまいります。
木村輝江

保育支援システムの導入後、実際に活用している現場からの声にはどのようなものがあるのか、教えてください。
こども未来部長

「緊急連絡等を保護者に対して一斉に送信ができ、事務の改善につながった。」「保育所で過ごしている子どもたちの様子を分かりやすく伝えることができ、子どもの育ちを保護者と共有できるようになった。」といった声がございます。
また、保護者からも、「忙しい朝、簡単に連絡ができて助かる。」「お便りや行事予定をいつでも確認できて便利がいい。」あるいは、「保育所での子どもの様子がよく分かり、親子の会話や家族・保育士とのコミュニケーションにつながっている。」など、好意的な御意見をいただいております。
今後とも、保育士の負担軽減につながり、そして保護者の皆様からも評価いただけるようなシステムの導入を検討し、子どもたちのよりよい育ちにつなげてまいりたいと考えております。
木村輝江

分かりました。保育士からも、保護者からも、好意的な御意見を頂いているということでよかったと思います。
友人に保育士が数名いらっしゃるんですが、その方々たちは、やっぱり各提出物が多いと言います。指導計画であるとか、保護者に出す提出物であるとか、時には製作物の準備であるとか、いろいろすることが多いと言っていましたので、その部分に関してもICTの活用ができるよう、整えていただけたらと思います。
初回の答弁の中に、ICTの活用では代替できない側面もあり、保育士の関わりが必要な場面はやはり多くあると、私も思っております。もう間違いなく、保育の現場にいる方々は、子どもの心と体のよりよい成長発達を促すよう、日々保育に携わられていると思います。保育士さんが業務に追われ続けるのではなく、少しでも余裕を持った保育ができるように、また、待機児童の解消に向けて、人材の確保をこれからもよろしくお願いしたいと思います。
情報元
東広島市ホームページ>市議会>会議録
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/shgikai/kaigiroku/index.html
令和5年9月7日
YouTube配信
https://www.youtube.com/watch?v=59CjuK7pt5U&t=235shttps://www.youtube.com/watch?v=b_WGQSSDXWE
