
女性、子どもに視点を当てた防災体制の充実を(要約シリーズその26)
この記事の内容をひとことで表現しますと、「女性、子どもに視点を当てた防災体制の充実を(要約シリーズその26)」です。
下表のことについて、要約および原文を紹介します。
日付 | 令和6年6月21日 |
場所 | 東広島市議会 本会議場 |
会議名 | 東広島市 令和 6年第2回 6月定例会 |
問題提起および提言をする者 | 木村 輝江 |
| 相手 | 副市長および担当部長など |
要約(by ChatGPT)
木村輝江による提言および問題提起
- 女性や子どもに配慮した防災対策の必要性を指摘。
- 女性が防災意思決定に参画することの重要性を強調。
- 避難所の環境改善について具体的な計画を質問。
- 避難所レイアウトの事前確認の必要性を提案。
- 幅広い年代のニーズを反映したマニュアル作成を求める。
市幹部による答弁
- 男女共同参画視点での防災ガイドラインに基づく対応を説明。
- 女性専用設備や防犯対策を含む避難所運営の改定を報告。
- 親子向け防災イベント「子育て防災広場」の開催計画を紹介。
- 図上訓練を通じた職員育成と地域での訓練実施を説明。
- マニュアル改定時に女性職員や地域リーダーから意見を収集する方針。
原文
木村輝江

女性、子どもに視点を当てた防災に関してお伺いします。
近年、国内外問わず様々な災害が起こっています。本年1月に発生した能登半島地震では、多数の死傷者、住家被害が発生し、長期的な断水が続きました。現在も避難生活を送っている方が多くいます。過去の災害を見ても分かるように、一度災害が発生すれば、生活への影響が長期化する場合もあります。そして、女性が避難生活を送る中で、プライバシーの保護や衛生用品の配布、防犯安全対策、避難所内での役割分担において、様々な課題が浮き彫りになりました。
このことから国は、防災、減災、災害に強い社会の実現には、女性が防災への意思決定過程や現場に主体的に参画するなど、女性の視点を取り入れた災害対応が行われることが必要と示しています。
本市においては、最上位計画である第五次総合計画の災害に強い地域づくりの推進の主な取組として、地域防災力の強化があります。そして、今年度の事業計画の中には、出前講座や防災訓練による啓発の中に、女性や子どもなど要配慮者に視点を当てた内容の充実を図るとあります。
そこでお聞きします。これまで、女性や子どもを対象とした講座や訓練が行われてきたのでしょうか。またどのようなことを計画されているのか教えてください。
危機管理担当理事

女性や子ども視点の防災について御答弁申し上げます。
御指摘のとおり、地域防災力の強化には女性や子どもの視点での防災・減災対策は重要であり、令和2年5月には内閣府から男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドラインが示されております。
こうした中、本市の地域防災計画においては、男女共同参画の視点による避難所運営として、女性専用のトイレ、物干し場、更衣室、授乳室の設置や生理用品、女性用下着の女性による配布、ドメスティックバイオレンス・性暴力の発生防止に努めることを、また避難所運営マニュアルでは、授乳スペースの確保や性暴力防止のための巡回の実施などについて、改定を行っております。
これらを踏まえて、地域や学校等で行う出前講座や市社会福祉協議会への委託により地域で実施している避難所運営訓練の中では、女性が参画することで、女性はもとより、子どもや高齢者、障がい者など、災害弱者に対する多様な視点が反映されるなど、女性の防災への参画の重要性を女性、子どもに限らず広く啓発してきたところでございます。
一方で、子育て世代の中でも未就学児童を育てている親世代は、防災講座等へ参加しづらいことも考えられることから、今年度は親子を対象とした子育て防災広場と称する取組を東広島市防災士ネットワークとの共催により、11月に2回にわたり開催する予定としております。
具体的には、キッズプラザひがしひろしま・ゆめもくばや黒瀬児童館と連携して、遊びを交えた防災講座や防災訓練等を計画しております。こうしたイベントを通じ、親子で防災に触れ、子どもの頃から防災について学びを深めていただくことが、女性や子どもなど、多様なニーズを持った存在への配慮につながり、ひいては市民全体の防災意識の底上げになるものと考えております。
木村輝江

今年度、未就学児童を育てている親世代を対象とした防災イベントを行う予定とのことでしたが、もう少し内容を教えていただけますか。
危機管理担当理事

現在、内容は調整をさせていただいている段階でございますが、子育て世代の方はなかなか1人で学ぶ機会も少ないということで、託児を用意させていただいての座学や子どもの救命措置の訓練など、経験していただこうと考えています。
また親子で参加できるプログラムといたしまして、地震発生時に親子で身を守る訓練やリュックを背負いながら子どもと避難する疑似体験、また避難所のブースの体験などを計画しております。
木村輝江

参加しやすい方法を考えられていて、とてもよいと思います。また親子で参加できるというところに、私は魅力を感じております。とてもよいイベントの計画だと思いますので、これを機に継続していくことを願っております。
次に、避難所についてお聞きします。
東広島市内には、災害時、初めに開設する避難所が46か所あります。施設は市が指定しており、災害の規模や状況に応じて開設されます。避難所は、災害によって被災者が一定期間滞在することができる施設です。自宅が被災した、ライフラインが断たれ自宅での生活に困難が生じているなどの理由から自宅での生活が困難になり、生活拠点を一時的に移さざるを得ないこともあります。
身近な例を一つ提示しますと、平成30年西日本豪雨の際には、私の住む自治会内で洪水が発生しました。トイレの水が逆流してきて使用できなくなったことや自宅の前まで水が押し寄せてきており、自宅での生活に危険を感じた複数の世帯が避難所へ避難しました。避難所は、そのような場合に一時的に避難、滞在する場所でもあります。
また避難所は自宅など避難所以外の場所にいる被災者への情報や物資を提供するなど、地域の復旧を支援するための地域の拠点施設としての役割も担います。
ここでお聞きします。今年度の事業計画に避難所の環境改善とありますが、具体的にどのようなことをされるのでしょうか。
危機管理担当理事

避難所の環境改善としましては、これまで簡易ベッドや屋根付きパーティションなどの備蓄を進めておりますが、今年度は新たにエア枕や体を拭くためのウェットタオル、またペーパー歯磨き等、避難所における良好な生活環境に資する物品の備蓄を進めることで、避難所の環境改善に努めてまいります。
木村輝江

次に、本市には災害時に避難所を円滑に運営することができるよう、東広島市公設避難所開設・運営マニュアルがあり、避難所の開設、運営を行うに当たっての手順や手法が記載してあります。
平時から避難所の場所や周辺環境を知っておくことや早期に生活環境を整えるため、避難所の運営体制や生活スペースのレイアウトを決めておくことが有効だと考えます。
東広島市のマニュアルにも、例として避難所のレイアウトが記載されています。レイアウトの考え方として、通路を確保する、個室になるところは更衣室や女性専用の部屋として使う、避難所運営本部を入口の近くに配置するなどが挙げられます。
ただ、各施設の間取りはそれぞれ違います。集会所や地域センターのように、個室が多く設けられている施設もあれば、体育館のように広い面積を確保できる施設など、形態は様々です。
そこで、質問があります。
全ての避難所において、それぞれの施設に合わせたレイアウトの確認が取れているのでしょうか。
危機管理担当理事

避難所運営マニュアルには、避難所のレイアウトの一例を載せておりますが、全ての避難所のレイアウトの作成は行っておりません。御指摘のとおり、大規模災害時には多くの方が避難され、また配慮が必要な方もおられることから、平時から幾つかの想定をしながらレイアウトを考えておくことは、大変重要であると認識しております。
こうした点も踏まえ、今年度から新たな職員研修の取組として、避難所の開設から運営まで実際に起こり得る様々な事象をイメージできるよう、全ての避難所担当職員を対象に数人でチームをつくり、ゲーム形式で図上訓練を行う避難所運営ゲーム、いわゆるHUG研修を実施し、担当避難所に限らず、あらゆる状況に柔軟に対応できる職員の育成に努めているところでございます。
また、地域での避難所運営についても、地域防災リーダー養成講座の中で、女性講師により女性への配慮の必要性を講義していただいているほか、昨年度から地域防災リーダーを対象とした1泊2日の防災キャンプにおいてもHUGを実施し、配慮が必要な方へのレイアウト上の工夫など、より具体的な対応を訓練を通して身につけていただけるよう、取組を行っているところでございます。
木村輝江

レイアウトの件で、避難所担当職員を対象に図上避難訓練をされたことで、より災害に対する意識づけや災害時の避難所における状況などをイメージされたことと思います。全ての避難所のレイアウトの作成は行っていないとのことでしたが、今後、平時に行う災害への備えとして、避難所のレイアウト作成の取組は計画されていますでしょうか。
危機管理理事

現在、様々な状況に対応できるよう、研修のほうは進めさせていただいているところでございますが、次のステップといたしまして、避難所の個別のレイアウト作成につきまして、避難所を担当する職員、また地域で避難所運営に御協力いただいている地域の皆様、また施設管理者と連携しまして進めてまいりたいと考えております。
木村輝江

分かりました。そうですね、市の職員さんだけであるとか、その施設の管理者であるとかではなく、様々な総合的に見てその場に必要なレイアウトが作成されるとよいと思います。それがあることによって、もしものとき、いざというときに、スムーズに動けるのではないかと考えますのでよろしくお願いします。
次の質問です。マニュアルを作成する場において、女性視点の意見はどのようにして取り入れているのでしょうか。
危機管理理事

マニュアルの改定や作成時における女性視点の意見の反映については、現在、国などが示すガイドラインに沿うほか、女性職員の意見の反映などを行っておりますが、今後はより多くの女性職員によるワークショップや女性地域防災リーダーの御意見、また先ほど申し上げました子育て世代の講座などでのアンケートなど、様々な機会を通じて、女性の意見をお聴きしながら反映に努めてまいります。
木村輝江

女性職員によるワークショップや女性の地域防災リーダー、講座のアンケートから意見を聴き、避難所運営に反映していくということでした。マニュアル作成する場合に反映していくということでしたが、幅広い年代のニーズを反映するために取り組まれることは何かありますか。
危機管理理事

幅広い年代のニーズの反映でございますけれども、先ほどの女性のとちょっとかぶる部分もあると思いますけれども、出前講座とか防災訓練などの防災関連事業におきまして、機会をとらえて参加者の方に避難所などの個別テーマでのアンケート調査というのをやりながら、幅広く多様な方のニーズの把握に努め、改定のほうに取り組んでまいりたいと思います。
木村輝江

分かりました。ぜひ様々な声をキャッチしていってほしいなと思います。
最初の環境改善の中に、屋根付きパーティションであるとか簡易ベッド、また今年度はエア枕や体を拭くためのウェットタオル、ペーパー歯磨きなどをそろえるということでした。やっぱり避難所という場所は、避難される方はやっぱり安心や安全を求めて来られると思うんです。その場は、やはり日常とかけ離れた場所なので、ストレスを感じやすかったり我慢をしたりとかいろいろある中で、そういう環境整備がされるというのはとてもよいことだと思っております。
それでも、やっぱり中には避難所を利用することを敬遠される方もいらっしゃいます。これはどなたでもそうだと思うんですけど、その中でも特にやはり幼い子どもを抱えた親子連れの方、母親、女性というのは、特に遠慮をしがちな部分があると思うんです。なので、今後そのレイアウトであるとか、講座や防災イベントなどを通じて、いろんな意見を聴きながら、避難所が避難しやすい場所になっていただけるといいなというふうに思います。その一方で、私たちも様々な備えをしないといけないなというのは常に感じております。
今回の市の広報には、地震後の生活を守るためにということで特集が組まれていました。防災について学んだり、家族や御近所さんといろいろ話し合ったりして考えたこともあるかと思います。そんな中で、今回の能登半島沖地震では、道路の破損などによって孤立集落があって、なかなか支援物資が届かなかったということもありました。公助の手が届くのに時間を要するということも考えられるので、より私たちも災害に対する備えの強化をしないといけないなというのを感じております。
情報元
東広島市ホームページ>市議会>会議録
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/shgikai/kaigiroku/index.html
令和6年6月21日
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/higashihiroshima/SpMinuteView.html?tenant_id=564&council_id=1126&schedule_id=5
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