
産科および小児科の医師不足の解消を【人材・里帰り出産・予約困難】(要約シリーズその28)
この記事の内容をひとことで表現しますと、「産科および小児科の医師不足の解消を【人材・里帰り出産・予約困難】(要約シリーズその28)」です。
下表のことについて、要約および原文を紹介します。
日付 | 令和6年9月9日 |
場所 | 東広島市議会 本会議場 |
会議名 | 東広島市 令和 6年第3回 9月定例会 |
問題提起および提言をする者 | 木村 輝江 |
| 相手 | 市長および担当部長など |
要約(by ChatGPT)
木村輝江による提言および問題提起
- 東広島市では小児科医と産科医が不足しており、市民から不安の声が多い。
- 広島大学への寄附講座設置などで医師確保に取り組んでいるが、現状について質問。
- 里帰り出産が可能となったことに安心しつつ、小児科医の市内開業に関する具体的な進展を確認。
市による答弁
- 広島中央圏域では医師数が県内で最も少なく、小児科・産科医不足が深刻。
- 寄附講座を通じて広島大学から医師を派遣し、2024年度にはさらに産科医を増員。
- 小児科クリニック開業予定の支援や分娩手当支給など、多角的な医師確保策を実施中。
原文
木村輝江

安心して産み育てられる環境づくりについてのうち、市内における医師の不足について質問いたします。
これまでも、医師の確保について市議会において質問がされてきましたが、依然として、産科と小児科に関する市民の方々からの不安な声は止まりません。
厚生労働省が令和2年に公表したデータによると、全国の医師数は約33万人となっており、過去10年間で増加の傾向にありますが、地域別に見ると、都市部に医師が集中している一方、地方では依然として医師不足が問題となっています。同調査によると、広島県の医師の数は7,805人、人口10万人当たりの医療施設従事医師数は、東広島市が属する広島中央県域で197.2人、本市と市内総人口数が近い呉市では327.1人、差は約130人です。
診療科別に見ますと、広島中央圏域の産科医、小児科医は、相対的医師少数区と表記したり、人口に対して医師が不足していることを示します。産科については、昨年度末までに分娩を取りやめたクリニックが3か所あり、分娩取扱施設は、現在、東広島医療センターと民間クリニックの2か所となっています。そのため、近隣市町の産科へ時間をかけて通院している、里帰り出産をしたくても産科がないから諦めている、などといった声が届いています。
小児科の診療については、多くのクリニックがインターネットでの診療予約を取り入れています。予約開始時には集中するため、診察の順番が取れず、かかりつけ医とは違うクリニックに何件も問い合わせるなどをして診察の順番を確保している方は少なくありません。また、朝は体調がよかったにもかかわらず昼過ぎから不調になるなど、子どもの体調が急に変わることもあります。午後から受診をしたくても、予約がいっぱいで断られたケースもあります。
このような状況を解決するため、市は、令和4年度から広島大学への寄附講座を設置し、東広島医療センターの診療体制の充実と人材育成の取組強化を目指す医師の確保事業をされています。
そこで、3点お聞きします。
広島大学への寄附講座の設置や小児科医の医師の派遣など取り組まれていますが、現在の状況について伺います。産科については、里帰り出産ができないのではないかと心配する声があります。実際に、現在の分娩取扱施設で対応できているのでしょうか。小児科の予約が取りづらいといった声がありますが、市の認識をお伺いいたします。
市長

本市が属する広島中央圏域は、急速に都市化したこともあり、人口10万人当たりの医療施設、従事医師数が全国及び広島県の平均より下回っており、とりわけ小児科医及び産科・婦人科医は、県内の7圏域の中、最も少ない状況でございます。
このため、本市では、東広島医療センターにおいて、治療等に係る研究や人材育成を行う広島大学の寄附講座、広島中央地域・小児周産期医療支援講座を令和4年度から開設することにより、広島大学から東広島医療センターに小児科医2名、産科医1名を派遣していただくなど、小児・周産期医療体制の充実に努めております。
さらに、本年度からは、当該寄附講座を、小児医療と産科周産期医療に分割し、産科医をさらに1名増員で派遣していただいて、小児・周産期医療体制の拡充を図ったところでございます。
また、小児二次救急医療を担う東広島医療センターに対し、運営に要する費用を支援するとともに、産科医の処遇改善を図るため、分娩手当を支給する医療機関に対し、その経費を支援することで、小児科及び産科医師の確保等を支援しているところでございます。
こうした取組に加えまして、国・県に対して、本市の医療機関に確実に医師が確保される仕組みづくりに取り組むことを強く要望するとともに、医師の派遣機能を持つ広島大学に対しましても、市内関連病院への医師の派遣について要望を行っているところでございます。
次に、市内分娩施設の状況についてでございますが、本市では、里帰り出産も含め、市内の分娩取扱施設における年間の分娩件数を約1,200件程度と見込んでおります。市内の分娩取扱医療機関は、本年4月から東広島医療センターと民間クリニックの2つの医療機関となったことから、先ほど御答弁申し上げたとおり、今年度から広島大学の寄附講座により、産科医を1名増員して東広島医療センターに配置していただくように拡充したところでございます。
これによりまして、東広島医療センターで750件程度の分娩が可能となり、民間クリニックでの対応可能分娩件数の450件程度と合わせて、市内の2つの施設で年間分娩件数に対応できるものと見込んでおります。
本年度の状況でございますが、4月から7月の4か月間の分娩件数は、2つの施設で373件と、ほぼ想定したどおりの状況であり、そのうち里帰り出産も80件の実績があることから、対応できているものと考えております。
次に、小児科の予約が取りづらいとの御指摘についてでございます。
市内には、小児科を主たる診療科としているクリニックは6つあり、そのうち予約システムを導入している5つの施設の予約が取りづらいものと認識をしております。
本市といたしましては、主たる診療科が小児科医以外で、小児の診療も行っている医療機関は市内に28か所あることから、市民から問合せがあった際に、こちらでの受診を案内させていただいております。
また、広島大学小児科に対し、開業予定の医師がいる場合には、本市での開業を依頼するなど、小児が受診しやすい環境となるよう働きかけております。
今後も、こうした医師不足の解消を含めた地域医療の充実に向け、全力で取り組んでまいります。
木村輝江

市内における医師の不足について、東広島市の小児科医、産科医を確保するために御尽力いただいていることがよく分かりました。ありがとうございます。今年度より、医療センターのドクターが増えたことで、里帰り出産への分娩対応も可能と知り、安心いたしました。
小児科に関して一つ質問いたします。広島大学小児科医に対し、開業予定のある医師がいる場合には本市での開業を依頼するとのことでしたが、具体的な動きはありましたでしょうか。
健康福祉部長

広島大学小児科医局とは、折に触れ、本市が抱えております小児医療の現状や課題について共有し、寄附講座の設置を含め、本市の小児医療の充実のため連携をしております。
こうした中、小児科医局から、再来年、令和8年春に東広島市内で小児科クリニックを開業する予定の医師がおり、小児科医局としても開業に向けた支援を行っていることをお聞きしました。東広島地区医師会からも同様の情報を得ております。
今後も、広島大学や医師会と連携を密にし、市内の子どもたちが適切に受診できるよう、小児医療の充実に向け取り組んでまいります。
木村輝江

新しく、再来年の春に小児科が開業されると知れて、私も含めて安心された方が多いと思います。御尽力に本当に感謝いたします。これからも、地域医療のさらなる充実に向けて頑張っていただきたいなと思います。
情報元
東広島市ホームページ>市議会>会議録
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/shgikai/kaigiroku/index.html
令和6年9月9日
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/higashihiroshima/SpMinuteView.html?power_user=false&tenant_id=564&council_id=1140&schedule_id=2&view_years=2024
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