
子育てには、日々の食費や衣服費、教育費など、さまざまな費用がかかります。
子どもの成長は大きな喜びである一方、子育て家庭にとって経済的な負担や将来への不安もあります。
そうした家庭を支える大切な制度の一つが「児童手当」です。
児童手当は全国共通の国の制度ですが、実際に申請を受け付け、家庭へ届ける役割を担っているのは市町村です。
制度の内容だけではなく、「東広島市で子育てする家庭にとって、どのような意味があるのか」という視点から考えていきます。
4児の母として、そして子育て家庭の声を届ける立場として、児童手当についてお伝えします。
東広島市の児童手当とは
児童手当は、子どもを養育している家庭に対して支給される国の制度です。
東広島市でも、対象となる子どもを養育している方へ児童手当を支給しています。
令和6年10月から制度が大きく拡充されました。
主な変更点は以下のとおりです。
- 所得制限の撤廃
- 支給対象を高校生年代まで拡大
- 第3子以降の支給額を増額
- 支給回数を年3回から年6回へ変更
これにより、より多くの子育て家庭が支援を受けられる制度になりました。
令和6年10月から変わった児童手当
所得制限の撤廃
これまで児童手当には所得制限があり、所得によって支給額が変わる仕組みがありました。
しかし、子育てにかかる費用は所得だけでは測れません。
住宅費、教育費、食費など、子どもの成長とともに家庭の負担は大きくなります。
所得制限がなくなったことは、幅広い家庭を社会全体で支えるという考え方への大きな転換です。
高校生年代まで対象拡大
以前は中学校修了までだった対象が、高校生年代まで拡大されました。
高校生になると、
- 制服代
- 通学費
- 部活動費
- 教材費
- 進学準備費
など、新たな負担が発生します。
「義務教育が終われば子育て費用が減る」というわけではありません。
高校生年代まで支援対象となったことは、実際の子育て生活に合った改善だと感じます。
第3子以降への支援拡充
今回の制度改正で特に注目したいのが、第3子以降への支援です。
第3子以降については支給額が増額され、多子世帯への配慮が強化されました。
4人の子どもを育てていると、子どもの人数が増えるほど生活の中で必要となる費用の積み重ねを実感します。
食費、衣服、学校用品、習い事など、一人ひとりの成長に合わせて必要な支出があります。
一方で、兄弟姉妹がいる家庭には、
- 助け合う経験
- 思いやりの心
- 人との関わりを学ぶ機会
など、お金では測れない価値もあります。
多子世帯を応援する制度は、子どもを育てる家庭への大切な支えになります。
児童手当の歴史と変化
児童手当は、時代とともに役割を変えてきました。
以前は「子育て家庭への経済的な補助」という意味合いが強い制度でした。
しかし現在では、
- 少子化対策
- 子どもの育ちを社会全体で支える仕組み
- 子育て世帯の生活基盤を支える制度
として重要性が高まっています。
社会環境の変化に合わせて、
- 対象年齢の拡大
- 所得制限の見直し
- 多子世帯への配慮
など、制度は改善されてきました。
東広島市で考える児童手当の役割
児童手当そのものは全国共通の制度です。
しかし、子育て家庭が「東広島で子育てしてよかった」と感じるためには、制度を確実に届ける仕組みが重要です。
東広島市には、
- 子ども医療費助成
- 子育て相談
- 保育サービス
- 教育環境
- 地域での子育て支援
など、児童手当以外にもさまざまな支援があります。
大切なのは、それぞれの制度を別々に考えるのではなく、子育て家庭を総合的に支える仕組みとして考えることです。
詳しくはこちら 子育ての手当・助成 / 東広島市
東広島市の課題|制度を必要な家庭へ確実に届けること
子育て支援制度は、存在するだけでは十分ではありません。
必要としている家庭が、
「知らなかった」
「手続き方法が分からなかった」
「申請のタイミングを逃した」
という理由で支援を受けられないことがないようにする必要があります。
特に、
- 東広島市へ転入してきた家庭
- 初めて子育てをする家庭
- 日本の制度に不慣れな外国人家庭
などには、より分かりやすい情報発信が求められます。
実際に児童手当について、手続き上の不備により、本来受けられるはずの支給につながらなかった事例もありました。
制度があっても、正しく利用できなければ市民の安心にはつながりません。
私はこの課題について、担当部署に対して改善を求めました。
行政手続きは正確であることが大切です。
同時に、市民が迷わず利用できる、分かりやすい仕組みにしていくことも行政の大切な役割です。
今後は、
- 転入時の子育て手続き案内の充実
- 申請漏れを防ぐ情報提供
- 分かりやすい広報
- 多言語での案内
など、「制度を作る」だけではなく「制度を届ける」視点が必要です。
4児の母として感じる児童手当の意味
4人の子どもを育てていると、日々の小さな負担の積み重ねを実感します。
児童手当は、家庭の経済的な負担を少し軽くしてくれる大切な制度です。
しかし、本当に目指すべきなのは、単にお金を支給するだけではありません。
子どもを産み育てたいと思えること。
子育て家庭が孤立しないこと。
「東広島で子育てしてよかった」と思えること。
そのためには、制度の充実と同時に、必要な人へ確実に届ける仕組みづくりが欠かせません。
4児の母として、そして地域の声を届ける立場として、子育て家庭に寄り添ったまちづくりを進めていきます。
関連記事など
-

東広島市の子育て支援10選 【2026年版】4児の母が実際に助かった制度と子育て環境
続きを見る
-

働く女性の応援について 子育ての視点から問題提起(要約シリーズその20)
続きを見る
-

子ども・子育て支援事業計画の進捗状況 (要約シリーズその2)
続きを見る
-

国県に先行して本市の子育て支援施策を充実させるメリット(要約シリーズその14)
続きを見る
-

本市のふるさと納税の戦略および財政について【子育て支援の財源】(要約シリーズその22)
続きを見る
詳しくはこちら 子育ての手当・助成 / 東広島市

