
赤ちゃんが生まれることは、家族にとって大きな喜びです。
しかし、出産後の生活は想像以上に大変です。
夜中の授乳、赤ちゃんのお世話、睡眠不足、体の回復。
「赤ちゃんはかわいいけれど、毎日が不安でいっぱい」
そんな経験をしたことがあるお母さんも多いのではないでしょうか。
昔は祖父母や親族が近くにいて、産後の生活を支えてくれる環境がありました。
しかし現在は、
- 核家族化
- 共働き家庭の増加
- 地方への転入家庭の増加
- 近所付き合いの減少
などにより、産後のお母さんが一人で悩みを抱えてしまうことがあります。
東広島市では、こうした産後のお母さんと赤ちゃんを支えるために「産後ケア事業」を実施しています。
東広島市の産後ケア事業とは
産後ケア事業とは、出産後のお母さんと赤ちゃんが安心して生活できるように、
- 助産師などによる育児相談
- 授乳相談
- お母さんの休息
- 赤ちゃんの発育確認
- 心身のケア
などを受けられる制度です。
対象となるのは、東広島市に住民票があり、産後1年未満のお母さんと赤ちゃんです。
また、
- 家族などから十分な家事・育児支援を受けられない
- 体調に不安がある
- 育児への不安がある
といった場合に利用できます。
東広島市の産後ケアの種類
東広島市の産後ケアには、大きく3つの形があります。
① 宿泊型
施設に宿泊しながら、助産師などによるケアを受けることができます。
利用内容は、
- お母さんの休息
- 授乳相談
- 育児相談
- 赤ちゃんの健康確認
などです。
産後の疲れが強い場合や、家で十分に休めない場合に大きな支えになります。
② 日帰り型
施設へ通い、
- 育児相談
- 授乳指導
- 赤ちゃんのお世話についての相談
- お母さんの休息
を受けることができます。
短時間でも専門家に相談できることは、初めて子育てをする家庭にとって大きな安心になります。
③ 訪問型
助産師が自宅を訪問し、
- 授乳相談
- 育児相談
- 赤ちゃんの状態確認
などを行います。
外出が難しい産後のお母さんにとって、自宅で支援を受けられることは大きなメリットです。
4児の母として感じる産後ケアの大切さ
4人の子どもを育ててきて感じることがあります。
それは、
「赤ちゃんのお世話」だけではなく、「お母さん自身を支えること」がとても大切だということです。
産後のお母さんは、
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの変化
- 体の回復途中
- 育児への不安
を抱えています。
それでも、
「母親だから頑張らないといけない」
と思ってしまう方も少なくありません。
しかし、子どもを健やかに育てるためには、お母さんが安心して休める環境も必要です。
産後ケアは、お母さんを甘やかす制度ではありません。
家族全体が健やかに子育てを続けるための大切な支援です。
東広島市の強みと課題
東広島市は大学や研究機関があり、若い世代の転入も多い地域です。
一方で、転勤や進学、仕事の都合などで東広島市へ移り住み、近くに頼れる家族がいない家庭もあります。
そうした家庭にとって、産後ケア事業は非常に重要な支えになります。
しかし課題もあります。
必要な人へ制度を届けること
どれだけ良い制度があっても、知られていなければ利用につながりません。
特に、
- 初めて出産する家庭
- 東広島市へ転入してきた家庭
- 外国人家庭
には、妊娠中から分かりやすく情報を届けることが必要です。
「産後に困ったら調べる」のではなく、
「妊娠した時から知っている」
という環境づくりが大切です。
東広島市では外国人住民向けにも産後ケア情報を提供しており、多様な家庭への情報発信にも取り組んでいます。
木村てるえが考える、これからの産後支援
子育て支援で大切なのは、制度の数だけではありません。
必要な時に、
必要な人へ、
必要な支援が届くことです。
産後の不安や孤独は、外からは見えにくいものです。
「困っているけれど、相談していいのか分からない」
そんな家庭をなくしていくことが大切です。
4児の母として、子育ての喜びだけではなく、大変さも実感しています。
お母さんが笑顔で子育てできる環境は、子どもにとっても安心できる環境です。
東広島市で子どもを産み、育ててよかったと思えるまちへ。
産後から切れ目なく子育て家庭を支える仕組みづくりを進めていきたいと考えています。
詳しくはこちら 産後ケア事業 / 東広島市
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